ロスの話no続き

 死にたいね。うん。さておき。

 こないだのNHKクローズアップ現代が変だったのは、番組内での「今のコンビニを取り巻く苦境」は、安売りスーパーその他との競争激化にせよ、「ついで買い」率の低下による客単価減にせよ、店によっては10年以上前からずーっと続いてるので、それだけを今のタイミングで取り上げても、実感としては「ハァ? 今さら」ぐらいな部分があるから。競争激化の度合いは個別の店ごと地域ごとで温度差がかなり大きい。ちなみにうちの場合は昨年1年の間に500m圏内にサークルK、400m圏内に大規模モール及び併設された激安スーパー、200m圏内に安売りドラッグストア、50m圏内にローソンが次々と出店し、不況がどうとかいう以前の状況だったりしますが、それ以前はわりと平穏。ってこれだと番組趣旨そのまんまの状況だな。ちなみにローソン50m圏内出店はその前もあったけど3年で撤退してて、これで2回目だったり。んで現状、昨対で1日あたり10万円ぐらい下がってますが、逆に言えばそんだけライバル増えてもまだ10万円ぐらいの低下で一応は済んでます。さすがに人件費的にヤバかったので店長(社会保険含めて月あたり三十数万の人件費)カット含めていろいろ切りましたが、今のところは厳しいながらタバコなし(タスポ効果とやらをどんだけ指咥えて眺めてたことか)でトントン。先行きは全般に厳しいんですけどね。どこも同じだし、どっちかつーとローソンやモール内激安スーパーのほうが継続してくには不利な状況だと思います。おそらくローソンさんは開店からしばらくは本部から支援受けてく態勢だと思うんですけど。
 俺がこの先について危惧するのは、セブンイレブン本部が深刻に身動き取れなくなってて、店舗にとっての負担増の形でしか新しいことがやれない(90年代からの不況は店舗負担が少しづつ増えてく形でのサービス充実で乗り切ってた延長で考えてるから)でいることと、あとは、コンビニつーか既存流通をひっくり返す業態さんたち。土地や法律に縛られない業者さんたちね。「社会インフラであるようなコンビニ」は、おそらくこの先、行政と結びつきを深めてくことで延命を図るだろうけども、一方で、そゆ大きすぎるシステムの裏をかく、個人単位で動くブローカー的な人たちが目立ってくはず。