セブンCタイプ76%チャージを計算してみる

 日販100万売る店で年商3億6500万円。んで酒煙草の売上比率は立地によるがコンビニの原価はやや高めに設定されてるので酒煙草ありだと利益率30%を切る。

 ちなみに原価90%でチャージとられて万引きや内部不正の率も高いことを考えると煙草単体の売上がいくらあっても利益には殆ど貢献しない。内部不正を監視カメラその他で抑えて在庫は全部レジ奥に置いても景品付を売台に並べとくとちょっとした隙にカートンで持ってかれる。76%チャージだと1個万引きされると12500円売上げた粗利消滅。1カートンロスで125,000円の売上がフイ。半日の煙草の売上丸ごとチャラ。200銘柄並べたのをバイトに覚えさせる手間だけ人件費丸損。煙草屋の営業によると3万円/月(10カートン分)のロスがあるコンビニが少なくない。煙草万引きする小学生も増えてるらしいが万引きがオーナーを自殺に追い込むので教育的指導よろしう。
 んで一般には「ついで買い効果」を求めてタバコ免許アリ店有利というが言葉通りは期待できない。どっちかというとコンビニ乱立激戦区でタバコの免許のあるなしで客足を引っ張り合うのが主目的と思われる。つまりコンビニで煙草を買いつつ他のものを買う行動パターンが出来上がってる既存客の囲い込み合戦。免許の都合で煙草ありコンビニの100m圏内(市街地の場合)にタバコありコンビニは作れないのでライバルを叩くのに有効。

 閑話休題、365,000,000x0.29=105,850,000が粗利とし、ロスが売価40万円/月として400,000x0.7x0.76x12=2,553,600がロスチャージ、人件費がオーナー(と手伝ってくれる家族や親類)以外深夜1人x1000円x7H、昼2.5人x800円x17Hとして14,965,000円/年。水道光熱費が30万円/月の2割負担で720,000円/年。レジ袋割箸各1円etc.で客単価1000円で計算し1,000人/日に1.5円渡すと547,500円/年。点検保守保険ゴミ処理その他経費50万円/年とする。なお100万の店なら忙しいタイミングでプロ最低3人(できれば4人)欲しいしパート・バイトはそう都合よくローテ組めないし新人は常にいると考えなきゃいけない。おでんや揚げ物のロス率はどうしても高く天候の影響は日販大きいほどでかい。

 105,850,000x0.24-2,553,600-14,965,000-720,000-547,500-500,000=6,117,900

 事業税住民税その他や夫婦二人の保険年金を抜いてくと一瞬で消えます。掃除する暇なんかないよ。これがローソンだと0.24のとこが0.51。