24時間

 他の商売の24時間営業とコンビニの「ずっと開きっぱなし」感には少なからぬ在り方の違いを感じる。ダーツやビリヤードをやってる系のゲーセンや漫画喫茶、吉野家にファミレスといろいろな年中無休24時間営業はあるのだけど、<a href="http://d.hatena.ne.jp/moto0215/20080118">放射能漏れ事故の現場から1kmの場所で営業を継続</a>とゆーシチュですら、なんとなく「さすが<開いてて良かった>だなあ」と思わせてしまう凄みを受けとってしまったりする。

 実際、深夜営業の業種が増えても、深夜営業してる店の従業員が帰りがけに寄っていくのはコンビニだろう。ツタヤの従業員が深夜3時に帰るときちょいとコンビニでドリンクを買うのみならず、水商売の女性の帰り際に寄るラーメン屋焼肉屋のバイト店員が帰り際に寄るのがコンビニ、といった「回りまわってとりあえず最後はコンビニ」はどうにも動かしがたい。

 なんというか、コンビニは「商売の場所」とはちょっと違うのだ。<s>実際にコンビニで働いてる人たちは報われるほどには儲からないし。</s>例えば逆の視点から見ると、コンビニを使わない人たちとゆーのが割と大勢いるのだが、彼らは本当に視界からコンビニが抜け落ちてる。ありとあらゆる生活必需品を揃えて24時間店を開けていても、必要なものがあるかないかに関係なく、コンビニを使わない人たちがいて、彼らが逆照射するのがコンビニに立ち寄るライフスタイル、閉じた文化圏が存在している事実。

 先日に永田町でちょっと面白かった経験で。

「コンビニ会計はおかしい。絶対に取り上げます。けど、セ○ン○レ○ンの弁当は何であんなに不味いのか、もっと美味しいものを売って欲しい」と述べてオーナーさんらを苦笑いさせる人がいる一方で、

「お前らバカァ? 商業上の契約に公取が口挟むのがおかしいんだよ。大体セ○ン○レ○ンの弁当が美味いのは本部が偉いんであって店のオーナーは何もしてないだろ」とオーナーさんらを憤慨させる人がいて。

 面白いぐらいに対照的だったのだが、これ、きっとインテリと非インテリとかアッパークラスとヤンキー階層のような断絶なんだろうなー、と思わせる。ファスト風土だかイオンだかとは異なる、湿度の高くて見えない形で地域に根付いてる(あるいは同じ意味でもって地域と断絶してる)コンビニ文化圏がありそう。