とりあえず謎のおじさんについては「キタキタの大将」と呼称を決めとく。（ギターの音楽性と上半身半裸のプチ女装と年齢がキタキタおやじっぽいが、体型がやや裸の大将なので）
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一方で、知らないおじさんは元料理人だという。おんぶして世話してやった二代目にクビにされちまってよ、料理人は歳とって腕に力が入らなくなったらもう駄目だぜ、などと。
例えば。グラン・トリノ、ガレージの壁一面に並んだ工具からかいま見えるイーストウッドのそれと、鉄鍋のジャンで言うところの中華包丁一本であらゆる食材を料理する料理人との「うで」の違い。いまどきペン一本で勝負する漫画家もいないし普通にＣＧ使えよとなるが。
言うまでもなくグラン・トリノの一番のみどころはビッグスリーの経営再建にあたって手厚く保護されてる元社員の年金をどうするかという話題が沸騰してる最中に、その年金でビンテージカーを維持してる爺さんの話をやってるとこで。日本ならトヨタやソニーの社員であることをプライドにしてる主人公の話にはならず、例えばベターマンの社長や片腕マシンガールの杉山モータースの旦那さんのような、下請けの町工場の社長さんが「日本の技術」を代表し、んでロボを作ったり改造人間を作ったりする。自動車屋が二足歩行ロボを作る国だもんな。本当はトヨタも日産もホンダもクルマなんか作りたくないんじゃないか。
日本で作るんだとしたら、３０年後ぐらいにニンテンドーの社員だった爺さんがサイバーパンクなネトゲ環境で初心者な若者と交流を深めるのだろーな。って「ナツノクモ」か。
