給与計算やってると目先を誤魔化して税金を巻き上げることしか考えてない税体系だよなあとつくづく。40歳以上の健康保険料のすげえ言い訳がましい率の値下げ（個人負担率で月収の０．０５％、月収１００万円で５００円）とかさあ。
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モニターの安いのを探してたはずが２９型４：３ブラウン管ＴＶを買ってた。ワイド画面は日本の家屋向けじゃないんだよ！ と言い訳してみる。
横に広がってくというのは、だんだんと四角じゃなくなっていくということで。究極的には３６０度スクリーンがあるが、あれは頭上と足元の円を反転させてるので実は丸型。３６０度のパノラマなスクリーンを眺めるとき、人は画面内に立体を見出さない。
パノラマは当然ながらズームできない。画像が拡大された３６０度スクリーンなら見ている自分が小さくなっているように感じるだろう。視界を覆い尽くせば立体感とは関係なく人は視界が構成する世界の側に引き摺られていく。（夜空なり青空なりを見上げてそこに立体感など見出さなくとも僕らはそこに吸い込まれる）
四角い画面の中の少女たちに対し過去に僕らは「プレイヤー」として対応してきたけれども、視界が四角から解放されていくほどに「プレイヤー」という距離感を持った態度を維持できなくなっていくだろうし、その距離感の損ないを自らに見出すこともできなくなっていくだろう。というより「自分」が見出されなくなっていく。人の形としての「自分」をひたすら少女たちに覆いかぶせていって、人の形をしていない抽象的な遠さでもってそれを眺めていく。そうした分裂の態度そのものはとっくの昔に映画が通過し消化してきた地点ではあるのだけど。
ワイド画面にすればすぐに到達できる場所を有難がっているというのは、あれは一体なんなだろうな。鏡写しの自己陶酔か。
