「いい」 by ルイ(安原義人)

 えーと。とりあえず書いてみますけど。

 宮崎アニメでロリコン丸出しというと、個人的にはラピュタのシータの着替えた直後に空賊全員がロリに突っ走ってる異常事態が。ルイなんか台所で隙を見て襲うかのような態度で、あからさまに「少女を性的に見る」ていう描写をしつこくやってて、今の世間様の基準からすると相当ヤバイだろうと。俺が為政者なら18歳以上視聴禁止に指定する。安原義人のルイは印象深すぎるし真似したくなるしつーか真似したし。あの風貌で口ひげで「ママ」とかゆってエロおっさんで、あの姿をロールモデルにしなきゃ嘘だっつーの、と。

 で、着替えたら可愛くなったてのが印象深い。着替える前の飛行石を持って空から落ちてくるシータの姿はかなり「クラリス」っぽく。着替えて「働く・行動する女性」にチェンジしてからモテはじめるのが共産主義シンパらしいのかなぁと考えてみたりもし、クラリスナウシカと続いた重力から開放されてて処女性アピールしまくりの姿を反省して「セックスアピール感じませんよ」て言い訳したくて対比させようとしてたのかなーとか。それ以降のトトロとか魔女宅とかは「シータ着替え後の土属性っぽい働く女の子」になるんかなーとか。

 そーいうのもあって後からきた世代であるラピュタ信者からすると「お水……」がオタク世界の共通言語であるかのように振る舞いクラリスをロリ子さん扱いする大根的文脈が理解しがたく。何がしかの政治的(オタク言説的)文脈が強く働いてるようにすら見えるわけです。

 あるいは「貴族出自でイノセントな少女」に対する「アニメファンからのロリコン的リアクション」が目につくようになって、それへの嫌がらせ及び自己脱却からシータの「着替えたらモテモテ」シークエンスが作られた、みたいな流れなのかな。だとしたら却って墓穴じゃなかろか。「千と千尋の神隠し」のほうがロリエロへの喚起度が高いと思うのは僕がそーゆー「働く女の子はエロい」文脈で洗脳されてるからだとしても、それって「お姫様」を襲うのよりか業が深い気が。そこらの公園で泥だらけで遊んでる小さい子を類推しやすくなってて、浮世離れしたエルフの姫様を陵辱するエロゲのほうが健全じゃね? と。

 あと気になるのは「無垢」の由来は何処から来てる? という。