いまさら読んだ。
イラストのための本じゃないのかなぁ。ああ、だから、それで正しいのか。
月姫とか好きそうなのは、なるほどなぁ、とは思ったけど。
なんかでも、いまひとつウケてる理由が見えてこない。解説プリーズ。
・追記。
検索して感想読んでて、いつも思うのは、推理小説のどうこうとか、正方向に積み上げてくんだったら文脈の積み重ねも意味があろうが、別方向に行くんだったら「文脈」「コーデックス」とか単に寄り道にしか見えないことで。そんなに不自由でなきゃいけないのか創作って。
『 Fate 』の出来の悪さの最大の理由は、戦闘してることと、戦ってヒトを殺すことが悪いと主人公が思い込んでることの両方を混ぜてることで。まあ、そこまでは「月姫」と同じなのだが。
そこからさらに、様々な結末に決着しうる(逃げたって文句の出ない)、戦う動機のない分岐ノベルの記述様式の中に身をおいていることと、戦わなければならないと思い込むこと、みたいのを混ぜてる主人公をくっつけて。
戦う男の背中がカッコイイてんなら、どの女を抱きたいかでシナリオ分岐させんなよ、と思うのだが。なんか、女を抱きたい自分から目を逸らしたいのか、としか。
どうも、このシリーズも似たようなヘンな回転してるように思える。
物語に意味のないキャラクターが出てきて邪魔くさいてのは、単に寄り道で効率が悪いからで。あるいは、意味のないキャラクターなんてのを出したって、読者が勝手に意味を作り上げるものだから、本当に意味のないキャラクターなんてのは「読み間違い」でしかないからで。
しかるに、この言い訳の山はナニやってんだか、としか思えなくて。「シュレック3」の予告編で、悪役がピノキオを尋問しようとする(嘘をつくと鼻がのびるから)としたら、ピノキオが修辞の山で韜晦したおしてみせる、てのがあったけど、そーゆーギャグなのかな、とか。