茜ちゃん茜ちゃん茜ちゃん

おわっちゃった。

 改めて「この青空に約束を―」。

 や。シナリオについては文句のつけようがない。

 えーと。ここまでずっと減点方式でゆってるのが判るように、基本的にはちょっと引いた姿勢からプレイを開始しました。具体的には

・「元のタイトルがまるでわからない略称をネットのファンが使ってるのウザイ」で−10点、
・「青空」てタイトルについてるので−10点、
・「約束」てタイトルについてるので−10点、
・キャラクター萌え情報や絵師礼賛よりシナリオライター礼賛の情報の方が耳に入ってくるので−10点、
・戯画て縁遠いので−5点、
・プレイ開始して『 Cross†Channel 』を想起した段階で−100点、

みたいな。

 で、生徒会長、理事長、猫娘、までプレイした段階で最初の言及を mixi に書いて、このあたりで0点まで回復。体育会系で5点上乗せ、先生に5点、幼馴染に100点、グランドフィナーレが−10点、でトータル100点。

 んで、最後。「おまけシナリオ」で点数計算を放棄。言うまでもなく点数計算を放棄してからがスタートラインです。

 白泉男児向け、「月姫」で弓塚のさっちんに惹かれる人向け、荒川工が好きな人向け、といった言い方は、ある程度まで通用すると思う。でもたぶん、もうちっと業が深い。もしくは底が浅いというべきか。ギャルゲーやエロゲーが、葉鍵が、団塊ジュニアのラブコメ文化が、好きだった(今でも引きずってる)人へ向けて。

 おそらく意図的に導入した過去のゲームをネタにしたギャグには攻撃的な要素は全くなく、むしろひどく優しい手つきで、「オタクの用心棒」から始まったアニメ特撮ネタのギャグマンガの系譜とは180度方向性の異なる、ノスタルジックで後ろ向きな嗜好を滲ませている。「かってに改蔵」と「ハヤテのごとく!」の差とでも言うべきか。

 そもストーリーのバックグラウンドが「事業計画見直しで宇宙開発事業を廃止・当該企業の島からの完全撤退が決定し、その煽りを受けて元の何もない島へと戻る話」で、男の主人公の名前が「星野航」である。それでいて、やることは来年に廃寮が決まってる寮生活の最後の1年を過ごすだけ、もちろんロケット飛ばしたりしない、んだから。あざといとか狙いすぎとかいうレベルではない。