続き

んで、えー。

分かりやすく高波で揺らぎまくってるのが那波と雪さんだとすると、凪いだ状態で分かりにくいのが双子です。
防空壕址がマヨイガにつながる洞窟と重ねられてるんですが、つまりマヨイガを否定してるわけです。そんなもん幻です、て話。牧野パパは、基本的には、主人公と鏡写しのキャラですから、パパさんが防空壕に入って何やってんのかは言わずもがなですけど、でも言っちゃうと、雪さんを探してるのね。那波や雪さんのシナリオがそれぞれの極だとして、双子のシナリオもそれとは異なるもう一つ(もう三つ、かな)の極です。
そーゆーシナリオの、さらに延長に鈴蘭のシナリオがあるわけです。

だから、雪さんシナリオを唯一の真実として引き受けたなら、他のシナリオは夢まぼろしなのは当たり前だし、むしろ誠実な受け取り方と言えて、他のシナリオも概ねそんな感じです。どれか一つを真実として引き受けたら、他は真実とはいえない。どれも真実じゃない、てのもアリな話ではあるんですけど。真実と虚構の中間であってもいいし。

まあ、どうにも言葉にしづらいんですけど。結局のところ、好きに捉えてしまって構わない、て話になるんですけどね。