トップとトップ2をつなぐもの

ようやく6話が旧作扱いになってたんで借りました。

何でそんなに良かった悪かったと騒いでるのかはよく理解できない。普通によく考えてあってよく出来てると思うのだが。

で、お題。「プラネテス」のネタバレ話。

アニメ版の『プラネテス』は宇宙開発アニメとして、『ガンダム』と『トップをねらえ!』にそれぞれオマージュを捧げてる。
物語の大きな軸は主人公の星野八郎太が木星往還船に乗り込むまでの話であり、シリーズ全体のクライマックスとしてはテログループによる宇宙開発阻止のテロ事件が設定されている。前者の「木星まで行けば7年間戻ってこない」設定に「トップをねらえ!」が、後者のテロ事件を巡っては「ガンダム」が、それぞれ想起できるように作られている。

さて、そのオマージュの最もあからさまに判りやすい箇所として、アニメ版ではオリジナルキャラクターとしてギガルト・ガンガラガッシュ(CV:若本規夫)が登場する。
彼は主人公八郎太の宇宙船外活動の元教官で「先生」と呼ばれ、初登場話から宇宙放射線病で余命幾許もなかったりする。つまりトップの某コーチなわけだが、彼は物語終盤、自らの死を前にして、木星往還船の乗組員選抜試験の最中の八郎太へのメッセージを一人の少女に託す。

このCV若本キャラからのメッセージを預かった少女、原作コミックで登場した、月面基地で生まれ育ち、いつの日か地球に行くことを夢みて地球を見つめ続ける少女の名が、ノノ、なわけだけれども。

ちなみに、こないだ書いた「谷口監督はきっと努力とか根性とか書くのが苦手だろう」というのはトップ6話を見たときの連想で思いつきました。