続き

ネギま!?
平日夕方のテレビ東京枠、つまりエロ禁止。まあ、前のもそうだったけど。
赤松健の原作がエロ、というかお色気漫画のフォーマットで駆動してるので、当然ながら完全に解体・再構築しなければなりません。つーかメディアミックス全体でひとつの作品と考えるなら、漫画だけがエロ方向に浮いてると言うべきか。

えー、原作のエロ関連については各所で既に指摘済み。ラブひなの失敗を踏まえて作品の中心に思春期前の10歳児を配置し、女性キャラのお色気シーンは「魔法の暴走」や「やる気まんまん」のオットセイを髣髴とさせるエロオヤジキャラのオコジョ等々の周辺に責任を散らしてる。「ラブひな」のように妹を出したら色情狂になっちゃったり、告白に成功して一人でお色気を請け負わなければならないと気張っていきなりベロチュー、ホテル誘っちゃえ状態のなる、みたいのを避けてるわけです。
ではエロ減らせばいいかとなると、これがそうはいかない。戦闘しようが青春しようが、どんな展開でも高い頻度で下着姿やオールヌードを披露しつづけなければならない(例えばスクラン等はそこまでお色気を強調しない)のは、他に機軸を移行しようがないためである。「少年が成長する話」にすればヒロインたちが浮くし、ヒロイン中心の萌え漫画に移行しようにも「萌えキャラ」としては絵の訴求力その他が弱い。(弱くするような形に作風も進化させてきている)
お色気漫画としての形式に立脚することでネギは修行を積むことができるし、各ヒロインは好き勝手に暴れることができる。「萌えと少年漫画的な少年成長話の融合」が成立する。
このへん詳しくは別の機会に書く。

ということでアニメのほう、エロ禁止だとバトル・シリアスと萌えキャラ萌え話がつながりません。なんか2話のOPみると「ぱにぽに」よりかウテナがベタになりました、みたいな印象ですが、現状どうやら完全に断片化した(断片化させた)諸要素をテンポと絵面だけで繋いでいく、けっこう凄い状態になってます。このままのテンションが続けられるとは思わんけど、続いたらちょっと見もの。

デスノ2話
今回も学校のシーンが追加。学園・教室てフォーマットを挿入することでリズムつけてるのかな? ちょっと面白くなってきた。