TSUTAYAレンタル半額で、今更ながら『舞-乙HiME』中。

文脈がわかりすぎてるのも考えもんだなあと呆れつつ、第8話の段階ではまあ、やっぱ楽しい。
舞-HiME』とコレは『ネギま!』と比較してあげたいが、とりあえず、それより前に『フタコイ オルタナティブ』の最終話、探偵キック一発で文字通りケリがつくあたりを批評っぽく書いてた人たちが『舞-HiME』の最終話の展開には割とそっけない対応だったのに対し異論を唱えておきたい。前にも書いたが、はっきり言って目指すところは全く同じですよ、『舞-HiME』も『フタコイ オルタナティブ』も。『オルタ』には元の雑誌連載の『双恋』がありアニメでも『双恋』があり、『舞-HiME』は立ち上げつつ壊すことで『オルタ』のとこまで一気に持ってきた、というだけの差で。
僕個人は、こんな手の込んだことをしてまで擬似学園ファンタジーなモラトリアム空間の構築をやることに意味があるとは思わないが、ただ、似たようなモラトリアムものよりかは何をやりたいか、何をやるべきかに対する自覚も方法論もありまくりなのは認めざるをえないし、それが批評屋さんに通じれば「ギャルアニメ乱発の現状への批判」みたいなとこまで、もしかしたら行くのかもしれないけど、どうせ皆そんなことどうでもいいわけだしなあ。それで『舞-HiME』擁護してみせたって、結局は『カードキャプターさくら』とかが圧倒的に先行してるわけだし。素直に昔の少女漫画を読め、で終わりそうだよなぁ。
 
ただまあ、ラノベの、なんか学園物のようでいて学園物じゃないあたりの路線に対して『舞-HiME』を一つの解とする考え方は正しいと思います。