RMTの話。

http://kishiwadungeon.hp.infoseek.co.jp/archive/2006/03/28/
岸和田さんとこの。
えーと自分ではMMORPGはぜんぜんやってないんだけど、「ゲーム内経済学」ていう話をされてる方がいて、
http://www.h-yamaguchi.net/2005/09/1_f536.html
この方のブログで時々取り上げられてるRMT関連の記事はかなりニュートラルじゃないかなと思います。
んで、コンピューターゲームの成果を金にかえることに敏感に否定的反応をかえすことについては、ちょいとズレるが
id:ityou:20060114
とかとりあえず思い出すけど。
多分、それ以上にRMTの話と深刻に対立すると思われるのが下の本。
『それは「ポン」から始まった アーケードTVゲームの成り立ち』
http://www.ampress.co.jp/pr_flyer.htm
真面目なアーケードゲーム史研究の本。
まともな書評はid:hally:20050919#p1にありますが、書評にあるようにゲームをめぐる訴訟問題に多くのページを割いてるので(例のときメモ訴訟についてもかなり批判的な筆致で結構な分量を書いてる)id:genesisさんあたりが読んで詳しく突っ込んでくれたら凄く面白そうなことになりそうなのになあ、なんで取り上げてくれないのかなあ、と勝手に思っていたり。ああ残念だなあ、読みたいなあすごく、今から楽しみだなあ。
さておき。
この本、「ゲームはギャンブルじゃない、ゲームの成果は金に換えるもんじゃない」ていう立場で一貫して書いてます。インベーダーブームが当局の介入で理不尽に終わらされたとか新風営法の理不尽さの話とか、賭博まがい扱いされたことでゲーム業界がいかに苦労したか、みたいな話がたくさん載ってる。コンピューターゲームアイデンティティーを「物理的/現実的/社会的な見返りを与えない/求めない/生み出さない」点に見出し、それを全体の枠組みのひとつとして採用してます。
まあ、MMORPGの枠組みにそのまま採用できるわけでもないわけだけど。ゲームの形式を採用した別の娯楽、別のツールだと考えるほうが話としては通りやすいだろうし。
そんな感想。やっぱそろそろ何かMMOやってみますかね。お勧めあります?