あかほりさとるって、屈託がない(ように見える)人だなあ、とは思います。
最初から違和感があるにはあったんですよ。「ラムネ&40EX」の頃から。最初から主要登場人物の周辺しか書く気がなくて、単に引き出しが少ないだけかなと思ってたんですけど、それにしても「ラムネ&40炎」で、あれだけの話数で序盤だけでも一般の被害者を出すとかそーゆー手順を一切考えずに正義と悪をフォーマットとして処理してしまったのは凄いと思いました。いや内ゲバやってるだけで正義のヒーロー自称してるつったら一時期の戦隊物や「聖闘士星矢」や前例はいろいろあるんですけどね。何だろう、それまでだと狭い世界で内ゲバやってる話ていうと文学っぽさ求めてみたり、リリカル少女漫画臭を感じたり、ギャグとして処理したり、ある種の伝統を引き摺ってるのが見えたり、泥臭かったり、まあ要するにノイズというか文脈みたいのが感じ取れたんですけど、あかほりさとるの脚本に対してだけはそーゆーのが一切感じ取れなくてさ。そのうちに、そーゆー外部性のない内向的な話はそこらじゅうに当り前に見られるようになって、だから、どちらかというと若い世代の先駆者みたいな印象だったんですけど。若い人たちからも違和感あるんですか。
余談。幼馴染てのは原則的に声が低いほうが良いです。