一人の漫画家で4人の原作者の4短編を書いたのをまとめたのでアンソロジー。コミカライズという形態が常態化するとこういうのも普通にできるようになる。
タイトルは、なんかもう、無理やりなろうっぽいタイトルをつけなければいけないみたいなことになってて、そのねじくれっぷりだけでもすでに面白い。
- 「村娘、魚として騎士様の恋人となる」
異種婚姻もの。単行本の表紙の女の子が買って中身を見るとストーリー中はほぼ魚という表紙詐欺が楽しめる。
- 「代筆の恋」
タイトル通り。普通にいい話。
- 「断罪されたい悪役令嬢は、自分の罪を盛りに盛る」
ラストのハッピーエンドの絵面がいい。
- 「ソフィア、君はなんて愚かなんだ。」
「顔がいいは正義」が当然の界隈においては挑戦的な内容だが、話としては何のひねりもなくストレートという。