化物語 猫前編

「私があげられるのは毒舌ぐらい」という遣り取りにイヤぼくが求めるのはまさに貴方の毒舌であり暴言でありますボクを思うさま嬲って! と反応しました。すみません。別にマゾヒストではないです。二次元の女の子に自分の無価値ぶりをいいように暴かれて心も体も虐げられなければならないというのは遂行すべき努力義務なので、ひたぎさんの慈悲に預かることができれば幸いというか。ああいやひたぎさんに斯様な手間をかけかせるほどの上等なゴミでもないのは承知の上でしかしいやそれでもなお求めざるをえない魂からの欲求というのがありまして。

 救済、なのかなあ。打ち棄てられることというのは本来は確認されることではないので、わざわざひたぎさんに打ち棄てられたいというのは邪な感情に他ならないんですけども邪な自分でいることを確認できるのが嬉しいとかそんな感じで。

 まあ。いや。すてきでした。普通にEDを今更買おうと思いました。

 それ以外は、今まで述べてきたことの繰り返しになる気がするので得には別に。猫OPの実写の女の子は普通に太って見えるなあ、二次元の女の子に欲情する人たちに売るような代物になんで実写の女の子や実写の女の子の裸を出しちゃうんだろうなあ、てゆか実写の女の子ってアニメ番組の中ではどうやったってアニメの女の子より醜く見えちゃうよなあ、ぐらいですか。月並みですが。

 そおいや、なんか盛り上がるとドンドン普通の(イマドキそのへんで見かけるアニメの)コンテ&演出になってくあたり、化物語もマドカマギカも同じだなあ、とは思いました。マドカマギカも10話の手足バッカ魔女が魔女デザインとしては一番いい感じで、CGアート風味の魔女の面目がまるで立たないなあ、とか思いましたが、ちょっといい話やちょっと頑張った話ほど文字が少なめだったり無闇なカット割りが少なめだったりして普通にアニメアニメしてるとゆーよーな。つまるところ、タイポグラフィにすらなってない活字の垂れ流しにしても、無駄なブツ切りにしても、CGアート風味の素材にしても、それらでシナリオを引っ張るだけの説得力が無いのは作ってる側も判ってるのであって、地味なシーンを派手っぽく見せかける効果以外はまるで期待されてないんだなーとか。