東方メドレーとかききつつ

 東方の娘さんたちは、当り前だが宙に浮いている。二次創作イラストでも、それなりの率で、フワフワしたポーズで宙に浮いてるのをみる。

 前に、超絶難解な設定をキャラに語らせるのが得意な漫画家の人が、空を飛ぶ娘さんたちの系譜のようなのをつらつらと書いていたのだが、今は読めない。

 さておき、巫女さんも大地に足場を求めず、フワフワ浮いてるのが当り前になった。シューティングのジャンルで人が乗り物なしで人のカッコのまま空を飛ぶのが当り前になって何年たつのか忘れたが、わりと大事な変化なのかもしれない。

 空への憧れというのは、飛んでる鳥にはわからないわけだけども、東方の娘さんたちは全員が当り前のようにフワフワ浮くことができる。縦シューのユニットなので。だから、彼女たちの間では「空を飛ぶものと、それに憧れるもの」のような関係は成立しない。最近になって、というわけではないと思う。たとえば、奈須きのこのキャラというのは、あんだけ設定まみれでも、どっか、地に足が着いていない。というより、あんだけ設定まみれにしてしまって既存の文脈に接続する余地をなくしてしまったから、着地しようがなくなってしまった。んで、そういう、地に足の着かないのが、受けたのだと思う。