パチンコ屋

 カジノ解禁ゲーセンを作る理由はパチンコ屋経由で半島に金をもってかれないためだとかごっつ中学生的陰謀論がまかり通ってると聞き、都知事の肝いりだしそんなもんかと思うものの川崎って大手パチンコ屋の本拠地なんだが税収的にはどうなってんだろう。ピーク時に比べて売り上げが厳しい(なのでアニメキャラに逃げる)とは聞くが。そいや川崎駅前に昔「パチンコ」のネオンサインの「パ」の字の部分だけ消えたままというマンガでもないようなパチンコ屋の看板があった。最低でも半年以上はそのままだったはず。

 横浜環状2号沿いのトヨタのモールを見てくる。まだ半分しか出来てないだけあって超微妙な雰囲気が漂ってた。残り半分の出来次第とはいえ都市の風景に自動車販売場をただそのまま突っ込むのはやめたほうがいい。街は人の生活だけで作られてるから街なので自動車は大前提として異物。異物感を取り除くための自動車外観デザインもあるのだろうが、そーゆー洒落っ気はあまり感じ取れなかった。車てのは車という形をした生き物というか人間が乗ってるなら人間と車の合成生物のようなものなので、車の体つきを基準にしたライフスタイルにあわせた都市形態としてドライブスルーやモーテルや幹線道路沿いのチェーン店の看板のずらり勢ぞろいみたいな「街路」が成立してるので、なんかこー違うというか住み分けろよというか。

 花屋がないのがちょっと気になる。この種のモールは5箇所ぐらいしか知らないのだが、花屋があるのが一箇所のみ。ちなみにその一箇所は川崎チネチッタで、最初に青山フラワーマーケットが入ったが採算あわなかったらしくて撤退してきりしまフラワーが入った。デザインの関係上、そこは必ず花屋じゃなきゃいけないらしい。多分、一番上の結婚式用の教会とワンセットでブライダルデザインを請け負ってるんだと思う。

 テーマパークで花を買うかといわれると、普通に考えて多分買わない。花を買うというのは贈答にしろ自宅に飾るにしろ社会や生活に密着するものだし。渋谷での青フラの成功って勢力図の入れ替わりを象徴してたのだろう。銀座や六本木、新宿の、つまりオフィスや夜の街に花を届けるのが東京の花屋の序列だった(「笑っていいとも」の花をどの店が納入してるかみたいな話)のがリビングに活ける花をそのままの形で置く青フラが出来た。街頭の花の質がそこで変質したのだと思う。