続き

・各ヒロインごとの視点のリレー形式…全体を繋げるメインストーリーは一本だが、各話ごとに語り手となるキャラクターの視点を決め、一人称叙述、過去回想をバトンタッチで行うことでそれぞれのキャラクターごとのエピソードを綴っていく。男性主人公のゲームシステムで要請される役割(ヒロインと仲良くなることでヒロインの物語を引き出す)を、オムニバスストーリーの形式に落とし込む手法。ヒロインの視点から男性主人公への思慕も叙述できる上に実際の恋愛関係の進行を避けられるため、各個別シナリオ間の辻褄合わせがしっかりしている本作では非常に有効な手法と思われる。問題は話数との兼ね合いか。

 技巧に走りすぎると訳がわからなくなりそうなので、とりあえずここまでで切り。他にやれそうな手法を募集。

・結論3

 最近つくづく思うのだけど、「ONE」のアニメはよく頑張ったよなあ。