>理由もなく主人公を好きになり、純粋な好意のみで主人公に近づいてくる、シタゴコロなく、決して主人公を裏切らない、そのような現実には存在し得ないような、どこまでも都合のイイ存在。

を手抜きも躊躇もナシに究極目指して追及していくのがギャルゲーでありまして。
そうやってくと大概は「非現実的」「キモチワルイ」「耐えられん」といった反応が出てきて、大半のプレイヤーは脱落します。結局のところ「オタクに都合のいい楽園」というのは「ほどほどの都合よさ」でありまして、もちろん「都合のいい快楽の園を出て現実に帰れ」的な<オタク批判>とやらもまたそうした「ほどほどの都合よさ」に回収されるわけですね。彼らは真に「どこまでも主人公に都合のイイ存在」がどういったものか知ろうともしない。それは一つの驚異であり恐怖であり深淵であり絶望であります。