http://d.hatena.ne.jp/nanari/20051126#p1

お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」を大音量のヘッドホンで、休みなく五時間ほど聞いていたのだが、いつのまにか、声をあげて泣いていた(悲しいとか、寒いとか、怖ぇとか、当初の理由はきっとそういうことだ)。

ああ。

常にわれわれを幻滅させる「はず」のこのアコという魔女に対して、妹は常にわれわれの内にあった。なぜ彼女が偶然にわれわれにミスドで追いついたのか。「前世からの再会する運命とやらで偶然ミスドに居る俺を発見」したという見解を持ちつづけることは、おそらく可能なのである(その後、妹が私に声を掛けられなかった様々な可能性の低い理由を信じつづけることとともに)。
われわれはこの妹という概念を心から愛している。そして、「萌える」とは、常にこの妹の追撃を理由に、「アコとの飲み会」を回避しつづけようとする意思でなくて何だろう。あらゆる事実にも関わらず、なお妹との関係を優先させようとする意識でなくて、何だと言うのだろう。語源もオタクも、副次的な問題だ。

ああ、うん。