一応プレイ中。いつまでたっても終わらない。
衛宮士郎にしても遠野志貴にしても、女の子の言動への一言コメントがとてもうっとおしい。ギャルゲーエロゲーの類のヒロインの言動てのはプレイヤーが主人公ていうインターフェイスを経由して受け取るものだと思うのだけれども、タイプムーンの男性主人公達はそのような在り方を嫌い、とにかくプレイヤーのリアクションに先回りすることに命をかけているようだ。例の「…まいった」という独白、ヒロインがなにかしら可愛らしい・色っぽい仕草を見せたことへの男性主人公のワンパターンの反応は、おそらくプレイヤー自身のキャラクターへの働きかけ／思い入れ、つまりは「萌え」に対して障害にしかならないように見受けられる。意識的であれ無意識的なものであれ、プレイヤーがヒロインの発言や行動の意味するところを勝手に読解することを禁じることによって、この歪で捩れた世界は成立している。
要するに、面倒な話。
