エロゲーのテキスト量がどうこう

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可愛い。(イラスト)
じゃなくて。
会話形式増やすとテキスト量増える。あと上のリンク先で言いかけてたけど、世界設定やキャラクター設定が特殊であるほど、それへの説明が長くなる。「そのへんにいるごく普通の高校生」じゃなくて「第3ギャラクシー宇宙990−877−09番星系第4惑星ジャパン共和国テキサス州第3並行宇宙軍士官学校の生徒」とか「古代エンシェント王国4大貴族のひとつノーブル家の血をひく最後の翼種人、髪の色は右側銀髪で左側黒髪、額には出自を表す刺青が…」とか、そーゆーのを開始してしまうと、もう大変。それに作品世界特有の物理法則や魔法理論なんてのを説明し始めると、もはや何が何やら。『月姫』も『Fate/stay night』もそういう説明がとてつもなく長い。
ちなみに設定はてんこ盛りのくせに、設定の説明を必要最小限しかやらない作品の最近の代表例としてジャンプの『BLEACH!』があって、僕は『BLEACH!』のことを「ちゃんとした編集がついた『月姫』」と呼んでる*1んだけど、「まだ設定考えてない」以上に、世界観の説明は必要最小限で可能な限り後回し、場合によっては説明しなくて構わない、ていう編集部のチェックがきっちり守られてるなあ、という話ね。で、そういう本来的な態度が昨今の設定てんこ盛り路線と衝突せずに合流すると、そうでなくても高い行き当たりばったり度がさらに増して見える、という。

*1:やまうちさんにそう言ったら「それはつまり奈須きのこが俺のところにシナリオ添削を依頼しに来た可能性世界における『月姫』ということだね」と言われた。そうその通り、と答えた。