メディアとして他ジャンルと比較検討しようとするなら、インタラクティブなる題目を唱えるよりも、おそらく必要なのは「外部から導入された、プレイヤーに操作できない要素」を各タイトルごとに発見していくことと思われます。その中から、作品をひとつにまとめる、連続性を獲得するための要素を見出していく。って書くと「システム」て答えが返ってきそうだけど、それ何も言ってないので。時間とか、舞台となる町や学校とか、現実において当り前にあると感じるから比較的違和感なく受け入れちゃうけど、よく考えると詐術的に持ち込まれてる行動制限ね。ゲーマーから言うところの、バグが発見される境界線が見えてくるところ。そのゲームタイトルのメディアとしての特質をうんぬんするのは、そゆところで。上の論文の掲載されてるサイトでも、ゲーム評論はそうした手法で書かれてます。そのタイトルにおけるメディアとしての特質を見出した上で、その特質に合った内容を提供できているか、という。