でかれんじゃー

西部警察」や「太陽にほえろ」みたいなのが過去のものになっちゃった今に熱血刑事物を採用したのって、それだけで企画の勝利だと思います。目新しいと感じた子も多かったんじゃないかな。20歳ぐらいの子も含めて。熱く語ってる人もいるし。
流行物は必ずサイクルがあってさ、忘れた頃に復活させる商売は間違ってない。あとはそれが正常なサイクルなのか景気その他で偏差が生じているのか、あたりをチェックしとけば。

んで、戦隊物は何だかんだで様々な変遷を経験してるけど、刑事物のフォーマットを借りないと「職業・正義の味方」ができないってのはちょっと面白い。敵が犯罪者として明確に規定されたせいだと思うんだけど、つまり悪の組織が目に見えて悪いことをしなくなったのが現在のヒーロー物の根本的弱点だからさ。デンジマンの昔だったら一般市民はバンバン死んでたし、それ見てた俺らも山ほどトラウマってたけど、今って、そこまでビジュアル的に悪いことする悪の組織って存在しえない。「ラムネ&40」と「ラムネ&40炎」の差といいますか。「ラムネ&40」の前半は毎回過剰に虐げられたり搾取されたりする無辜の民が描写されてたけど、「炎」だとそーゆーのが一切ない。俺は「聖闘士星矢型」って言ってるけど、被害者を描写しない以上はそーゆー形式は不可避だし。極端に言えば皆エヴァンゲリオンみたいな観念の世界で戦ってる。もちろんそういう側面こそ大きいという見方もあるけど。

そのへんを公権力の絶対性によって葬り去ったデカレンジャーだけども、じゃあ宇宙最高裁判所の判決の正当性をあえて問う必要があるのか。俺はそこまでする必要はないと思う。

2005年02月10日18:17 みゃーこ

と言いつつ、種死だと非戦闘現地人ガンガン殺してましたね。
この差はなんだろ。

2005年02月10日23:46 みゃーこ

よく考えたら「警察物」てだけだったら既にやってるんだっけか。あれは刑事じゃなくて交機だったけど。
そうするとやっぱり「刑事物」ていうフォーマットのほうがどうしてもファンタジーになってしまう戦隊物フォーマットより強いっていうことになるんかな。
そういや、弟(まだ二十歳前)が「あぶない刑事」がお気に入りだったけど、あれはよくわかんなかった。舘ひろしの歌に聞き惚れてた中学生の心情ってどんななんだろう。