@oyomot: と、実際の現物をろくに見ないで断じて、自分の退路を断ったので、頑張って見る動機ができました、といったところで切り
@oyomot: けど「売り」は本来は戦闘シーンのはずであり(パイロットフィルムでアピールしたように、あるいは出撃シーンで無駄に気合を入れてるように)、そういう「本筋」無視して鎮守府内で心理描写が丁寧ですね、とやったら互いに相反するしかないんじゃないかな。という想像
@oyomot: そこで花田シナリオは基本的に「少女漫画みたい」「同人誌のシナリオみたい」なものというか、内面優先でもってくだろうな、という想定と重ね合わせると、戦闘シーンいらね、ってなるんだろうなというか、戦闘シーンがむしろ邪魔になるんだろうなとか、戦闘と日常がチグハグになるだろうなとか
@oyomot: 「大人の事情」を勝手にしょい込んだ上で、これはもう背景世界の説明は一切なくキャラだけで持ってくんだろうなと世評から判断。鎮守府内の会話は鎮守府内で完結するんだろう。台詞の背景に何かが浮かび上がることは期待できそうにない。
@oyomot: そのあたりを判断しなかったのは、まあプロデューサー監督シリーズ構成含め全員の決定だろうから、誰かを責めるのはお門違いだとして、「大人の事情」じゃないよね、とは言える。むしろ戦史をネタに取り込むことで、気にしなくていいほうの「大人の事情」を勝手にしょい込んだよね、と
@oyomot: で。あえて戦史を追いかけなければならなかったのか。まあ、原作シナリオがそういうものだったとしても、それを「原作シナリオ」だとしてアニメ化の骨組みにすべき「大人の事情」など、思いつかない。吹雪シナリオは戦術シムのシナリオモードと同程度の代物だったろうから
@oyomot: だとすると、「原作通りにやってます」が「戦史を追っかけてます」に、実は大して根拠のないまますり替わったのがアニメの全体構成だったのだと妄想する。ここまで妄想の十段重ねだが、そうでも考えないとポリティカルなネタを避けなきゃいけない代物で戦史を追いかける理由が見つからない
@oyomot: さて、幻の吹雪シナリオが戦史を順繰りに紹介してくようなものだったとして、それは単にゲームの海域攻略との連動の都合で、そうなったのではないか。
@oyomot: アニメ制作で求められたのは「人気キャラは必ず大きく出せ」「予算は控えめに」「原作ファンの怒りを買うな」あたりじゃないかなあ、と思うのだが、商売上の都合でいえば「戦史を追っかける」必要は全くない。で、さっきの「ゲームのシナリオを踏襲した」のが戦史を追っかけた根拠ではないか
@oyomot: とまあ、こんなふうに妄想をたくましくしてみたのち、その「幻のシナリオ案」がアニメにどの程度まで反映されてるのかと考える。どうもゲームのコンセプトである「日本海軍の艦艇を紹介する」とか「戦史を順繰りに追っかけて紹介する」あたりを反映してるのかな、と想定する。
@oyomot: で、赤城を拾って通常海域を二次大戦の記録を追いかけるように進めていき、ミッドウェーが転換点(MI作戦以降、赤城加賀の台詞が実際大きく変わった)、というあたりまでが現時点で想定しうる「幻の吹雪シナリオ」か
@oyomot: そーすると、深海棲艦の、駆逐艦のうちは怪物で、次第に人間を歪んだ形で模したようになっていき、空母あたりで完全に人間にそっくり、という登場の形と、赤城の配置は連動していたのではないか。
@oyomot: 赤城は「深海棲艦の空母を倒すと出現」「第二次大戦時からの記憶の継続が強く意識されてる(途中の記憶が欠落)」あたりがシナリオの痕跡として、そっから出てくる吹雪と赤城のシナリオ内の描写は深海棲艦の描写と連動してたと思われる。
@oyomot: ここでゲーム中の赤城についてみると、「知らない子ですね・・・」といった記憶の欠落を示す台詞が出てくるし、大食い設定前は戦闘に関連することしか言わない真面目な性格だったことから、シナリオ途中で必ずドロップするのと台詞は連動していたと推測しうる
@oyomot: 通常海域攻略に付随するなら、吹雪主人公シナリオというのは別段、ものすごくガッチリしたオリジナルシナリオというわけではなく、「モデルとなった海戦や海域などを提督に順繰りに紹介してく」ような吹雪がアドバイザー兼業の主人公兼業で進んでくか、そこまで煮詰めてない程度の形か
@oyomot: だとすると幻の「吹雪主人公のシナリオモード」は、実装されたゲーム内容とまるきり別ではなく、あの通常海域攻略に付随する形で語られるモードとして考案されていた可能性が高い。
@oyomot: ここで「原作シナリオ」とは何かと考える。赤城が特別扱いということは、ゲーム中で赤城だけが通常海域での特別報酬であったことと関連付けるべきだろう。そうすると、赤城があの場面で必ず手に入るの自体が「幻のシナリオモード」の痕跡と考えられる
@oyomot: 1話で吹雪と赤城がメインとわかった。なんで吹雪と赤城なのか(絡ませる理由が特に見当たらない)、ということで、この部分が「原作の幻のシナリオモード」だろうと判断。
@oyomot: 鎮守府。大体こんなもんだろう想定範囲。戦闘シーンは「売り」だけどあくまでガワ、作り手の頭の中のメインは鎮守府内の描写、という判断。出撃シーン。無駄要素。どっちつかずのフラフラ感がいやます。戦闘シーン。予想通り雑。赤城に出会う吹雪、というポイントだけあって他はキャラ見せに終始
@oyomot: で1話。冒頭。深海棲艦が海上を滑ってる。あんなん怪獣映画みたいに見栄を切って見せてナンボだろうに、最初に捨ててる時点で深海棲艦も捨て要素と判断。この時点で「戦闘はアニメの見せ場として使う気まんまんだが戦闘を構成する諸要素は全部雑」で、まあ、そのへんによくある深夜アニメ認定
@oyomot: 駆逐艦が砲撃をかいくぐって接近戦、てのがいちばん「見れた」わけだが、戦艦の砲撃や艦載機の扱いがアバウトで、戦闘については具体的に組み立てることは最初から考えない、イメージとしての何となくの戦闘シーンなんだなと判断し、その「なんとなくの戦闘」をアピールに使う時点で全体構成に疑念
@oyomot: 空母の艦載機の描写が弓から飛行機に変化させるとこに工夫がないのも思考放棄と判断。砲撃の弾着に色がついてるのを見て「あ、アニメの戦闘シーンで敵味方密着して入り乱れる絵にしなきゃいけないのに近距離とか遠距離とか考えるのやめたんだ」と判断。
@oyomot: パイロットフィルム。戦闘シーンを選んで最初に見せに来たので、それが一番の「売りどころ」と判断。が、水上スケート、よりかは上空から航跡を見せるあたりで「あ、艦娘の戦闘とか設定とかについてツッコんで考えるの放棄したな」と判断。
@oyomot: まず事前情報の監督名で「ああバトルやりたいんだ」と判断。この監督はバトルを安く作るひとなので、その時点で戦闘シーンにもストーリーにも期待しなかった。脚本シリーズ構成についてはそれなりに出来るひとではあると思ってたので保留。
@oyomot: @rulia046 ああなんとなく、全量の7割、という意味でマンガの切断をしたくて、その巻き添えというか自分たちの言葉の及ぶ範囲内にある「マンガ的なもの」としてのラノベなのかな、と思いました
@oyomot: 無暗に話を広げすぎた気もするが、でもまあ、そのへんの感覚との距離感を各自で掴んでおかないと難しいってことでおしまい
@oyomot: なんとか道(華道とか戦車道とか)みたいに手先のテクニックと人生論・精神論、ひいては宗教的な自己肯定の理屈を一体化させる都合もあるんだろうなあ、などと。小説の大家が時代の知性を代表してますみたいな発想も。ものづくり礼賛の話からアニメーター薄給話にまでつながりそうな
@oyomot: 「○○ではない」という自己定義で成り立ってるものは多分いっぱいあって、その言い方がダメと言われてしまうと瓦解してしまうんだろうなあ、とか
@oyomot: なんか文学話が漂着してくるのだが、小説自体が特定ジャンル(自由に書いていいという体裁を保つためにナンカ色々複合させてわやくちゃになってる)、という感覚なんだけども。たぶん「外部」をその都度語ることでなんとなく成り立ってるような。今回だとラノベを排除することで成立するとかそんなん
@oyomot: RT @Toyokeizai: 中谷元防衛相は、新たな安全保障法制で検討中の在外邦人救出のための法整備に意欲を示しています。だが、結論から言えば自衛隊にそのような能力はありません。URL(写真:kaztima / Imasia) http:…
@oyomot: だからまあ、セ()と言い出した人や、セ()という単語を理解して反応したSFクラスタの人たちの、「これはSFじゃない」と言いたいけど言えない症候群(薫さんは後日「ほしのこえはSFだったら良かったんや」と正直に告白してる)の思考のありかを考えるほうが、たぶん簡単だし意味がある
@oyomot: 「ガンダムはSFじゃない」を新しく使いたい人のための「SFじゃないのにSFガジェット(最新戦闘機とかロボとか改造されて超兵器になった少女とか)使いやがって」というためのセ()というワードだったんだろうけど、彼らは自分らの思考が旧来のSFクラスタだと公表したくなかったんだろうな、と
@oyomot: あとまあセ()とか当時ゆってた人の言い分は、どう見ても「ああ、いまどき『これはSFじゃない』をやりたいのね」としか見えなかったし、それに反応してる人たちもSFクラスタだなあ、てのが普通にわかったし、後追いで「神林長平がセ()」とかいうキャッチもその印象が正解だったと裏付けてくれた
@oyomot: まあロボが勝手に暴走する(パイロットは操縦とか考えなくていい)のは昔からあるけど、それを長丁場のテレビシリーズに持ち込んでえんえんとやらかすことができた、というのがシンジくんの不幸だったんだろう
@oyomot: エヴァについていえば、わりとまあ話は簡単で、ロボは勝手に暴走して勝手に敵を倒してくれるのでパイロットはべつだん操縦しなくていい、と最初から提示されている。パイロットは何もしなくていいので、思索にふけることができ、結果として「少女マンガみたいな」ロボットアニメの主人公が可能になった
@oyomot: なんかダーティーハリーのコンビ役の殺され方さがしみたいな