「たまこまーけっと」

アニメの感想書いてギスギスするのにいいかげん疲れたのもあってリアルタイム視聴を避けて見るようになったここ2、3年だったのだが、近ごろはいいかげん時間が経ってから視聴して感想を述べるにもギスギスするようだ、という。
悪いものを悪いと述べて何が悪いのか。
言葉を濁して批判を先送りにして、そんなKYの目配せあいの空気でストレス溜める環境で娯楽作品を見るってのは一体誰が得するんだ。
そんなわけで、別段に高い評価はない。
身体のほうは勝手に反応してOPで手拍子うってたりしたが、そういうのは言語とは無関係なので扱わない。
京アニについていえば、昔っから「すごくわざとらしい、媚びた感じ」ってのがあり。気に食わない作りのときは、それが非常に気に食わないわけです。
たまこまーけっとについては、予想外にそういう「媚びた感じ」の側に寄せてて、それが不快ではない。氷菓のときもそうだったが、二次元少女を現実世界の肉体をもった人物に寄せようとするのではなく、むしろ積極的に二次元は二次元、媚びてるもんは媚びてる、と割り切ったとこに向かった感があり。
だから多分、最初から、いかにも日常っぽい商店街が舞台だろうと、それは丸ごとファンタジーなわけだ。
こういうのを「日常」と簡単に呼び捨てて顧みない連中ってのが、そこらじゅうにはびこってるのが嫌なわけだよ。