自分ではまだ1話しか見てません

 えー先日。「とらドラが、特に1巻が、非常に読みにくい」という人がいましてですね。でまぁ、アニメ版をけっこう評価してて、僕が「アニメ版の改変がヤダって人もいるよ」と教えたところ「ダメなモンをまともに直してやってんのにナニを文句言ってやがる」と逆切れっぽい発言があったり。当然『true tears』とか好きなわけですが。

 彼はまぁ、国文科出で、ラノベはクズ、みたいな態度の人なのに、仕事上の要請てな姿勢で読んでるので、そーゆー人とラノベ読みの人との感想を混ぜると危険だというのは承知しつつも、この落差は面白えなぁなどと思わずにはいられなくてですね。

 いやうん、人それぞれの読み方があるとはいえ、ラノベが、もう文字通り「読めない」小説読みというのは、当り前ですけど普通にいるという事実を彼と会話すると確認できて、その理由はまぁ大まかに推測はつくんですけども、その推測が当たりだとすると、俺はもうこの先にラノベだろうが文学だろうが小説や小説に類するものは全く読めないんだろうな、などと。

 そゆときの、なんか喩えようもない疎外感てのは、つくづくありますねえ。孤独感を共有するための小説ていう形式なんて説明をされるのに、小説とか読めそうにない、みたいな。なんだそれ。