学校からショッピングモールへ

 数件〜十数件の店の寄り合いマーケットは昔は割とたくさんあったが、それらの大半は今は潰れたか、老朽化した建物に2、3件だけ残って営業してるような感じだったりする。イメージとしては

昔・商店街、公設マーケットによる商業振興
1・スーパーマーケットの拡大で公設マーケット空洞化
2・スーパーが大きくなりすぎ品揃え形骸化・集客力伸び悩み
3・テーマパーク的なショッピングモールの建設へ

みたいな感じか。1の頃に商店街とスーパーが大激突して、マイカルあたりは地元商店のスペースを組み込んで商店街と一体化する形の店をたくさん作ってた。それが経営破たんの要因のひとつのシネコンとセットの郊外型店舗への巨額投資で商店形態を変化させ、破綻後の店舗整理では昔の地元商店街一体型から順に整理されてく。郊外だから当然地元の商店なんてなく、入るのはチェーン展開の店。
 大和市では紆余曲折を経てイトーヨーカドーとイオンが同じ敷地内に共同で入ってるのだが、イオン側の建物では半分を郊外型モールにしてる。最近、名前までモールがメインであるように「イオン大和ショッピングセンター」から「イオンモール大和」に変更された。対するにヨーカドーは全く面白みのない昔からのヨーカドーの品揃えで流通マージンに依存しすぎだろとつっこまずにいられなかったりするがさておき。

 そんな旧体質のヨーカドーが旧体質のまま作って売り上げが伸び悩んでるっぽいのが川崎のエスパなのだが、そこに隣接したモールを作る計画が進んでる。で、当然ながら現代型のショッピングモールを作りたいわけで地元業者の入る余地はあまりなさげで、幹線道路開発に金をかけてこなかった川崎や横浜では地元商店街が未だに生き残ってるために地元商店街が猛反発している。下は、その反対運動のホームページ。

http://www.owat.net/rinkaibu-mirai/index.html

 学校が潰れてショッピングモールが作られるって、なんつーエロゲ。いや開発しても失敗するのは目に見えてるんすけどね。隣接の高層マンションをたくさん作ってるけど、既に出来てるとこに実際に住んでるのの地元民が大半らしく、地元民って基本的に職人とかブルーカラー系多いし、遠くから客を呼ぶには商圏内に川崎駅前のラゾーナていう東芝三井不動産の直接の物件がライバル、まず絶対勝てない。安い郊外型店舗しか入らないんだろうなーと。