学校に学園に教室に部室にえーあと

  • ネタ1

〈学級〉の歴史学http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31504165
ていう本で、
土着のムラ社会の中に西洋近代をカプセル化する形で送り込んだのが学校、学校運営をリードするためのキリスト教の理念と組織が存在しない中、学校を維持するために学校の中で生活すべてを管理する村落共同体を再現することになったのが学級、というふうに説明しています。

  • ネタ2

学園=アジールについては大塚英志が『少女民俗学』あたりで書いていた、という気がするが
http://d.hatena.ne.jp/imaki/20050223#p2

については確か「学校」と「学園」という言葉の使い分けから「制度としての学校」と「社会から隔離された空間としての学園」の違いを説明してたような気がする。少女漫画で描かれるのは「学園」なのだ、とかそーゆーの。

  • ネタ3

最近では読売新聞のコラムで伊藤剛が「大学サークルを舞台にした漫画」を「手に職」集団の話として捉えてた。『げんしけん』のオタクサークルも大きい囲いで言えば専門知識、専門技能を追っかけてるのだ、という。「職業、生き方、アイデンティティとしてのオタク」なのね。

  • ネタ4

ハルヒSOS団の皆に溺愛されてるのは,ひとえに彼女が部室を作った人間であるからに他ならない.
http://storybook.jp/rst/fss.html#12

上で言う「職能集団としてのサークル」と「部室」の違いについては言うまでもないと思うが老婆心で注意を喚起しておきます。同じことの表と裏だ、というのも真実ではありましょうが。

  • ネタ5

教室と聞いて思い浮かべるのは

いつも少しだけ先生は コワそうに見えた
君の背中が見えるあの席が 私は好きだった
 
午後の授業中に手を挙げた 君を真似て
答えも分からないのに 私も手を挙げた
 
昼間に見える月が好きなんだ… そう君は言った
それからはいつだって 青空に浮かぶ月を探した
 
私は毎晩 枕に耳を当てて
私の胸の音を聞いた
それはなんだか 君の足音のように聴こえたんだ
http://www.meruru.jp/backnumber.php?id=00001145&logid=10

『月の足音』http://www.7andy.jp/cd/detail?accd=C0962328より。
この先を書き写すと泣きだしてしまうので書きません。