…ていう分類になるのかな?

id:pmokyさんの記事
エロゲー文体の検討id:pmoky:20050530#1117427045
そうそう、こういうのを書いてくれる人を待ってたんですよ。もう俺、向かないことをやらんでええわ。適度に論理的で適度に実践的な学生さん、もう理想的。やっぱ静岡方面の人なのかしら。あっち方面はええなあ。

ってコレだけだとエロオヤジ丸出しだな。えーと、「街」形式と「立ち絵プラス背景」形式の比較とそれ以外のパターンはあるのか、という話が出ていたので、id:tdaidouji:20050415など参考になればどうぞ。
リンク先に書いているの以外ですと、FFD、Littlewitchの「白詰草話」および「Quartett!」のシステムが漫画のコマ割を使用してますが、特定シーン以外のコマは実質的に<背景ウインドウ>と<人物ウインドウ>の組み合わせ手法で構成されており、これは三人称向きの手法として優れた発想と言えると思います。つまり、人物と人物を包む周囲の空白(間のようなもの)がひとつの組み合わせとして提示されており、さらに背景コマが人物コマと等価に扱われることで、人物だけが浮き上がって認識される立ち絵プラス背景のそれとは認識のされ方が変わってきます。ただし、この手法をゲーム、とりわけエロゲーと親和させるという部分では、まだ成功しているとは言えないでしょう。ノベルゲーから踏襲された選択肢の周辺はどうしてもぎこちなく、「主人公の選択」という一人称的手法が三人称に近付いたシステムと上手く噛み合っていないと感じられます。元来が「動く漫画」として製作されていますので、ゲームであることにあまり拘っていないせいもあるでしょうが。

あと「物語」についてはどうなんだろう。堀井雄二から現在に至るまで一括で「物語」という言葉でまとめるのは、個人的には抵抗があります。神話と物語は私の中では異なるもので、初期〜黄金期のRPGやAVGの「物語」は、おそらくは神話の範疇であって、物語として捉えられてはいなかったのではないかしら、と。どう違うんだよと言われると困るんですが。あくまで個人的な感触として。ってこういうアバウトなことを書くから俺はダメなんだけど。