『モンスターハンターポータブル2G』(PSP)

 つうわけで、上級ハンターになりました。
 今さらプレイ開始した動機は『僕は友達が少ない』のアニメを見て「俺もモンハンやってリア充になるんだ!」とか思いついたせいです。そんで検索かけたらモンハンのエロCGとかエロ同人の落ちてる奴とかが引っかかって、おおっとと思ってメロンブックスで「もんはんのえろ本総集編」とか買ってきて鼻の穴を大きくしてみたり(しばらくして絵がいわゆる人体デッサンとか動きとかコマ割りとかモンスターの絵がアレでナニとかあまり上手くないことに気づいてしまったら実用できなくなったり)とかそんな。
 んで、今のところずっと一人でプレイしています。集会所もソロで上級になりました。よく考えたら「初心者なんで助けてくれませんか」とか腰を低くしてお願いするところかコミュニティに入るほうがリア充的じゃないかと気づいてしまったわけですが、3桁に突入したプレイ時間を今さらチャラにはできません。ああ本末転倒。

 そんなんですが、上級ハンターに昇格する前後から、ようやくモンスターごとに細かく対策をとったほうがいいと身にしみはじめ、武装も対モンスターにスキルを念頭におかなきゃいけないと気づき、装備を作るために素材集めをするには多人数でやったほうが圧倒的に早いから一人でシコシコやってるのって凄い効率が悪いのだ、とか、本当に今さらになって考え方がソーシャルゲーテイストになってまいりました。ゲームなんて時間つぶしだから効率考えたってしょうがないじゃんと思ってたんですが、やはり「モンハンというゲームの枠組み」の中において効率の差が明快に設定されていると、その設計に教育されて思考が沿ってしまうわけです。そんで、プレイ開始した直後の操作キャラのモーションの遅さに愕然とした(だからモーションの比較的早い双剣を使用武器に選んだ)のとあわせて、なんていうんですか、早くできるし効率よくできるのに、あえて遅くするという、そのへん、ゲームデザインとしてどうなんだろうなあ、とか考えちゃうわけです。いや、格ゲーの速度だって初代スト2なんか今から見ると遅くてどうしようもないんだけど、それはこっちの都合であって、初心者の頃は、あんぐらいでも十分にスピーディな戦いだったんですよね、とか思い起こすと、あんまし早くてもついていけない人がいるのかなあとか思わなくはないんですが、それにしてもね。

 さておき、初心者ですし面倒な操作を幾つも覚えてらんないので双剣オンリーごり押しです。だって楽チンにみえたんだもん。後から出てくるモンスターどもがあんなに巨大でそもそも剣先が相手の弱点に届かないとか思わなかったんだもん。もん。武器ごとに操作方法がここまで違うというのが格ゲーの使用キャラの差にあたるのだと気づいたのがさっきで、それまで一種類のゲームでここまでプレイ感覚が違う操作を幾種類も突っ込む思想背景が見えなかったんですね。いやほら、コマンドRPGとその延長上のMMOなんて魔法でも剣でもコマンド選択してクリックする、そのコマンドの違いでしかないしさ。

 てな感じでいろいろ腑に落ちて、ようやくモンハン文化圏を猟色してたりします。が、なんかね。キリン装備がエロいとか、そゆのには、ちっともピンとこないのが悲しくてデスネ。年をとるほどにソレまでの蓄積で刺激が強いのに慣れすぎちゃってるというのもあるんですけど、それ以上に、3DキャラのCGに性的意味合いを見て取るのが難しく。おいらにとって性的な意味というのは2D萌えキャラの顔に描かれた頬を赤くしてる記号であるところの斜線に尽きるわけです。それは20年前に自覚してるわけですが、せめてもう少し、エロ装備に対する一般的感受性が自分の中にあって欲しかった。