いちいち設問を作ってる段階でちっとも切実じゃなくて、余計な御託並べてないでさっさと殺せよまだるっこしい、と思えてしまうようなうだうだした語りを作り話の中でやってしまうから、そーゆーのを早いとこ排除して話の盛り上がるところでサクサク殺せるように(ダウナーなノリの人死にはいらん)、共通のコンセンサスを作りましょう、何だったら年齢規制したっていいから(俺どうせ30過ぎてるから今さら年齢規制されても困らないし)、という話じゃなかったっけ。
谷川ラスト
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少なくとも僕は5巻のラストで上手いなあと思ってん。6巻に続くとは全然思わなかったん。
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学校を出よう! (6) VAMPIRE SYNDROME 電撃文庫 (0996)
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蛇足と言えば蛇足。
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『Prismaticallization』ていうゲームがある。時間が循環するていう話で、登場人物は同じ1日を何度も繰り返し、プレイヤーに視点を提供する男性主人公も時間が繰り返している事実に最後の最後まで気付かない、てのが他の時間繰り返し物との大きな違いか。時間の境目は午前9時で、割と問答無用に会話の途中やら散歩の途中やらでブツ切りになって最初に戻る、ていうのをゲームの進行の都合*1で何十回も見ることになる。僕は最初150周した。
『水月』というビジュアルノベル(ノベルゲーム)がある。普通に続いているはずのセンテンスが実は全く続いていないのではないか、プレイヤーに何の説明もなされないうちに平行世界に自分が移動したのか相手が移動したのかシナリオライターが手を抜いているのか全くわかんねえ、伏線の回収なにそれ食えんの? ぐらいのノリで、ライターのインタビューや自己申告を読む限りミステリ大好きの人らしいんだけど、メタ具合の説明なんかうっちゃって(誰もそんなことに悩まない)好き放題に話がどっかに飛んでくんだけど女の子とラブラブなんだからいいじゃんそれで、て開き直る。ちなみに目指す女の子からして本質も実存もへったくれもないので、本当にラブラブHシーンだけあって、他は何もない。
ノベルゲームの時空間ものの取り扱いの極北としては上の二つを挙げることにしている。全体構成が矛盾していないのと、あとはまあ、主人公が時間のループに気付いて脱出できなさに悩むとか、そーゆー眠たいことをしない点。主人公が自分で勝手に言語化して悩んでくれると、読者は自分で考えなくていいので、やることがなくなってしまう。*2それを避けるだけで、物事は随分とすっきりする。