フレームアームズガール(アニメ)

あおちゃん可愛い。んだけども。

作り的にはパロディで形式をなぞることで無難にやり過ごす感じなんだけども、不穏。

立体造形物ってそれ単体で自己完結しちゃう面があって。二次元の場合、文様だったら完結性が高いけど、絵だとそれだけだと完結しなくてどうしても外につながっちゃうことによって維持されてる面があるんだけど、立体物ってモノとして既に成立しちゃってて、さらにフレームアームズガールっていうオリジナルかつ現実と全然リンクしないで美少女立体造形それ自体に帰着させちゃうモノを、アニメにおいてもファンタジー世界で戦う的なものじゃなく現実世界の造形物そのものとして提示しちゃうの、外に出ていきようがなくそこで完結しちゃってて。

んで見てるとすごく閉塞してくるんですよね。舞台としても立川ローカルで完結してる上にマンションの1室からほとんど出ていかないし。さらに過去アニメパロの枠組みに作品としての建付けを預けちゃってるので情報が画面内に籠りきってて息苦しい。

空虚だったら素通りするんですよ。ところがフレームアームズガールっていう自己完結した美少女プラモデルというモノがそこにあるから素通りはしない。ただそこでストップしちゃう。ストップして、出ていかない。これが作るとか改造するとかのアクションを仕掛けていけば、あるいは出口もあるのかもしれないのだけど、アニメシリーズだけ見てるとそういうのはないんですよね。

あおちゃんもっと性的だったら、そこが通風孔になったかも。あおちゃん薄い本ほしい。