なんかなー

 サマーウォーズの微妙さ加減については、「オリジナル」と、「原作付き」や「シリーズ物のうちの一作」「ジャンルプロパーの中で反抗してみる」を作るのとの違いだろうと、大雑把に見当はついてて。

 で、「シムーン」については、7割方は、その舞台が、どこでやってんだか判らないファンタジーだった(どうやら未来世界のどこぞの移民惑星の話らしかったけど)から、「宗教とか制度とか性的な壁とか戦争がどーこーとか、科学の発展と社会主義運動と革命とロックとなんかそーゆーので乗り越えればいいんじゃねえの。つか書き割りな<大人>たちの何もやんないで突っ立ってる感がイヤ。ファンタジーなセカイの仕組みの絶対性にばっか抑圧役を押し付けてんじゃねえよ」とゆー感じで、登場人物がどう行動しても、空回り感があって受け付けなかったわけです。壁を殴って痛そうだなと共感するには、壁の固さに説得力がないといかんよなあ、という話でしかないのですが。

 えー、ナニがいいたいかとゆーと。

 どこだかわかんないファンタジーで、しかも海のものとも山のものともしれないシリーズ物の一巻目なのに、「普通に面白い」ものが、なんであるんだろうなあ、といった。