てきとう

ひぐらし漫画関連
 なまじ読める良作があるだけに自由な展開のはずの話まで「原作準拠」なのが勿体ない。原作が原作者暴走で黒歴史とかなってて、なおかつ外伝展開が原作から外れまくって際限なく広がってくようなのが理想だった。今の漫画出版じゃ無理かな、かな。

・皇国
 佐藤大輔×更科修一郎の<s>珍獣</s>暴れん坊対決と聞いたのだが更科修一郎いないじゃん。読んで最初に思いついたのが「ヘルシングたすハガレン」だったのだが、平野耕太が原作小説の挿絵を描いてると知り苦笑。いや新城の独白する「戦争」て物言いがヘルシングのそれに似てて単行本の後書きがハガレンのそれに似てるってだけだけど。まぁヘルシングのほうが後追いか。

・学園
 小中学生の独白に逃げ込むぐらいなら素直に『アトラク=ナクア』でも買えばいい。というか「いい歳した大人が学園物を読んでる」のと現役学生の心理の諸事情や彼らの語り口はぶっちゃけ関係ない。若人らの心の行きかいなど基本的に排除し無視して把握しやすいサイズの虚構空間として享受してるから学園物は成立してるのであって。『ネギま!』を読むのにネギの少年漫画の主人公としてのどうこう、なんてさ、生徒の事情なんか無視してるでしょ。いまさら学生らしさ若人らしさ(セックスしか頭にない、いかにもリアルっぽさに身をまかせた男子高校生とかな)を上乗せしても、今、蕩尽されてる「学園」とはぜんぜん関係ないとこに向かって撃ってるだけにしかならないです。つーか「学園物の次のブーム」を探すのは止めよう。学園は別にブームとかじゃないから。こっちからすれば20年以上つきあってる代物だし、どこぞで言ってる「オタク文化ガンダム文化」みたいなもんです。

・食品偽装
 不二家の食品偽装騒動にあわせるみたいにして鶴見のブロンズパロットが消えてしまったんですよねぇ。もちろん有名なウェイトレス服はこっちにはなかったし、コースは普通に高めだったし、建物も鬱蒼としてて営業してんのかしてないのか判らない感じだったんだけど、跡に出来たのが小奇麗なスタバと和食レストランでなんとも物足りない。赤字経営だったんでしょうけど、経営者一族がすぐ近くに住んでたらしいから、こーゆーことがなければもうちょっと生き残ってたのかなぁ、と。