トゥルーエンド

http://www.nicovideo.jp/watch/sm133380

 何でも落ちてるもんだ。CLANNADトゥルーエンドの春原シナリオ。なにげにたどり着くまでの難易度高めなんで見てない人も多いと思われるが、実は本筋である。ここでの春原の発言は全て別ルートで既に披露済みの春原のボケの繰り返しで、もちろんそちらでは必ず朋也のツッコミが入るのだが、春原シナリオでの朋也はそれを全て真に受けてしまう。つまり、

>具体的に言うなら、それは冗談が通じなくなるという事態として描かれている。何事もない幸せな日常とは、まあ現象学/精神分析学的に言えば「予め与えられた相互主観性」とか「受動的に構成された共同性」ということなのだが、要するにボケればきちんと突っ込んでもらえるような気心の知れた世界ということである。この作品におけるテクストへのギャグの盛り込みぶりには、プレイヤーを楽しませようというサービス精神と言うには明らかに度が過ぎたちょっと異様なまでのこだわりが窺えるが、それは阿吽の呼吸で交わされる冗談がまさに「幸福な日常」を構成する要素であるからに他ならない。従って、そうした冗談の一つとして企画された「くじ引きによる当選者一名様に、意中の彼女に告白する権利を進呈」なる「極悪な催し」にハメられた浩平が、「ずっと前から好きだったんだ…オレと付き合ってくれ!」という何のひねりもない「告白」を口にし、長森がそれを真に受けてしまい突っ込んでくれなかった時、「何事も起こらない日常」は崩壊を始めるだろう。第三の亀裂、そして浩平の苛立ちの原因はここにある。
>かくして、浩平たちの掛け合い漫才的な絶妙な遣り取りを見てモニターの前で爆笑しながら、ああこの楽しい画面をずっと眺めていたいとプレイヤーが願ったまさにその矢先に、「何事もなく繰り返される幸せな日常」は失われ
http://astazapote.com/archives/200004.html

……というONEの長森シナリオの解説をそのままなぞったつーかアシュタサポテ読んでたんじゃねーかと思いたくなるぐらい完全にONEでやったことの再現をここにぶち込んでるのだ。

 つまり長森=岡崎朋也で浩平=春原なのであって、春原兄妹ルートで春原が妹のお兄ちゃんとして振舞うこと、アフターストーリーで春原が町から出て行きフィナーレに居合わせないということは、つまりそういうことなのだが。麻枝信者の人たちはそーゆー話を誰もあえて言おうとしないのである。