ゴブリンスレイヤー続き

ゴブリンスレイヤーについては東山奈央エルフが作品のカラーを決定づけたと思っている。

冒険者ギルド制度という枠組みの外部からやってきた異邦であるのにエルフドワーフリザードマンの3人組の造形が意識的にだろうけどテンプレートで。

あそこで主人公の異形ぽさが、カリカチュアライズされたエルフに存在感で負けてるんだよね。そこにもってきてドワーフリザードマンもカリカチュア的だった。

一方の側に漠然とした定義不明瞭なままイメージされるリアリズムというのを置くとすると、ゴブリンスレイヤーの偏執的な行動や外見というのと、ファンタジーテンプレをそのままなぞったような外見と誇張気味な言動は、大差ないというか変わらない。ゴブリンスレイヤーという主人公は、いうほど特徴はないんである。つうか東山奈央に飲まれた。

賢者の孫

主人公基本的に全然苦戦しないのがいいですよね。

この手ので萎えるのって「強いはずなのにバカみたいな苦戦してるせいで強く見えない」なので、最初から勝負にならないで押し通すほうが断然あり

冬夏アキハル「転生悪女の黒歴史」(花とゆめコミックス)

 「今どきの流行りもの」としては割と楽しかったんだけど、2巻ですでに「うわ作者なんか脳汁出しすぎてやばくね?」って思ってたら3巻で作者も編集者もバーストしたっぽい。ちょっと痛々しいレベル

 

転生悪女の黒歴史 (花とゆめコミックス)

転生悪女の黒歴史 (花とゆめコミックス)